ハチ高原(鉢伏高原)
Hachi Kogen, Hachimuse Heights.




第四紀火山である鉢伏山の南斜面に,地すべりによって平坦地が出来た。
それが従来から横角と呼ばれ,麓の集落の入会地であったところに開発された
ハチ高原スキー場である。かつては牛の放牧地であった。
1960年頃に当地を訪れた兵庫県知事が鉢伏高原(ハチ高原)と命名し,
その後,高原上で宿泊施設や食堂を営むものが出現し,
麓の集落からスキーリフトが延伸され,
スキー場を中心とした観光開発が進展して現在に至っている。
南斜面ということで,雪質は若干落ちるが,緩斜面が広く,
平日でも小・中学校のスキー教室でにぎわう。
なお,画面中央上の,遠方の山の白い部分は,氷ノ山山麓スキー場で,
低所にあって集客力が小さく,平日は休業している場合が多い。





鉢伏山山頂付近から望む兵庫県最高峰の氷ノ山。
写真中央から左下にかけての白い部分は
関宮町営の氷ノ山国際スキー場
スキー場は地すべりによって形成された平坦地と,
それより下部の地すべり土塊の緩斜面に造成された。



旧関宮町ハチ高原スキー場
Hachi-kogen Ski Ground, Former Sekinomiya Town.
Feb 2002, FUJIFILM TIARA,
FUJI SUPER 400

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無積雪期のハチ高原
いくつかの種類の天然記念物の植物群落がある。





県の看板によると,ヤマドリの姿に似たゼンマイというのだとか。



関宮町氷ノ山国際スキー場
Hyonosen Kokusai Ski Ground, Sekinomiya Town.

2004年5月27日
May 27, 2004.
MINOLTA α-5700i, AF28-105mm F3.5-4.5
Kodak Royal Color 400, Program AE.


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