桃山学院大学 社会学科文献演習07
2006年度

講義概要・学習目標 高い関心が集まってきている環境問題は,身の回りから地球規模までの多様なスケールで生じている。相互に関連し合うさまざまな環境問題の一つ一つを正しく理解することが,この問題を研究対象とする上での第一歩となる。本演習では,環境社会学の基礎文献を購読することで,みなさんが社会学で環境問題を研究していくための一助となることを目標とする。
授業計画 教科書を章順に講読する。分担担当者には,事前に指示した関係事項について調べて発表することも求める。また,夏休み・冬休みにレポートを課す。さらに,環境問題への理解を深めるために環境問題に関係する展示を行っている博物館の見学レポートも課すつもりである。なお,教科書の章立ては次の通りである。
1. 蛇口の水はどこから?:水と地域社会
2. 歴史を刻み込む大地:土地と地域社会
3. 生活の舞台としての家:住まいと環境
4. 食から見える環境:遠い食,近い食
5. ゴミ問題の社会学:人とモノの関係性から
6. 自然の中の遊び:生物多様性と子どもたち
7. 生活環境の比較社会学:アメリカ,アフリカ,日本の比較から
8. 生成する環境学をめざして
成績評価の方法 担当した箇所の報告状況,出席状況,博物館見学レポート,および春学期・秋学期末レポートの成績から総合的に算定する。
テキスト 嘉田由紀子『環境学入門9 環境社会学』岩波書店,2002年
参考文献 演習時に適宜示す。

※講義要項提出原稿より転載

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