


社会構造論方法論 I
早木 仁成
- 教育目標
- 霊長類の社会を探る方法を修得する
- 授業内容
- 自然環境の中に生きる個体からなる社会を探るためには、人類学のみならず、進化論、生態学、行動諸科学、認知諸科学等の諸分野の成果を取り入れながら、総合的な理解をめざすことが不可欠である。本講義では、霊長類学のパイオニア伊谷純一郎の足跡をたどりながら、霊長類社会を体系的に理解する方法の修得をめざす。
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社会構造方法論 II
寺嶋 秀明
- 教育目標
- 生態人類学 (および文化人類学、民族学、民俗学) に関連した分野における基礎的研究方法の修得。とくに人と環境とのかかわりや、フィールドワークをめぐる方法論について学習する。
- 授業内容
- 生態人類学、文化人類学、民族学、民俗学に関連した方法論についていろいろな角度から論ずる。学説史的内容についても適宜解説し、人類学の基礎的な理念と方法について十分に把握し、自らのフィールドワークを適切に立案実行できる基盤を形成する。とくに人間とその環境とのかかわり、ならびにフィールドワークの理念や技術などの部分について十分な解説を加える。
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社会構造論特殊講義 I
五十嵐 真子
- 教育目標
- この講義では文化人類学の基本理論とその学説史を学ぶことを目標とします。文化人類学がどのような背景から生まれ、何を問題にしてきたのかを知ることにより、文化人類学の本質に迫ります。
- 授業内容
- 文化人類学の諸理論について以下を中心に講義します。
(1) 文化進化論
(2) 文化圏説
(3) 機能主義人類学
(4) 文化とパーソナリティ論
(5) 構造主義人類学
(6) 解釈人類学
(7) 開発と人類学
これらに加えて、担当者の研究テーマである、台湾社会に関する人類学的研究についての概論を予定しています。
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社会構造論特殊講義 II
五十嵐 真子
- 教育目標
- この講義では文化人類学の立場からどのように研究対象を分析するのか、についてを学びます。具体例は担当者が研究対象としている台湾漢民族社会です。
- 授業内容
- この講義では以下の観点から、台湾漢民族社会についての人類学的分析を行います。
(1) 民族構成
(2) 親族組織
(3) 宗教
(4) 歴史認識
これらの点について学ぶことから、文化人類学の視点を身につけることに加えて、台湾という、地理的にも近く歴史的な関係が深いにも関わらずあまり日本では知られていない社会についての知見を広め、国際的な視野を持つことを学びます。
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社会構造論演習 I
早木 仁成
- 教育目標
- 独創性のある研究課題を見出し、それに着手する。
- 授業内容
- 演習 Iでは、学生各自の個性や志向性を重視しながら、課題の収斂に努め、関連諸科学の基礎知識を広げてその理解を深めさせることが中心課題となる。毎回、学生による発表と討論を繰り返し、最終的な研究課題を決定する。なお、この演習には予備的な野外研究も含まれる。
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社会構造論演習 II
寺嶋 秀明
- 教育目標
- 修士論文に向けた適切な研究テーマの設定と実際のフィールドワークについての指導
- 授業内容
- 本演習の第一の目的は、学生各自に本分野における独創性のある研究課題を選択させ、着手させ、それを完成に導くことにある。したがって、学生各自の個性と志向などを重視しながらテーマの選択をおこない、関連した文献資料の読解をおこない、基礎知識を広げ、その理解を深めさせる。つぎに、適切なフィールドワークを立案させ、それを実行させる。その後、収集資料の整理と分析、その結果の発表をおこなわせ、ディスカッションをくりかえすなかで研究を深めてゆく。
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社会構造論演習 III
早木 仁成
- 教育目標
- 各自の研究課題に沿って、それを分析してまとめる。
- 授業内容
- 修士論文の完成に向けて、各自の研究課題にもとづいて実施された調査成果を分析して発表し、討論する。学生各自は、討論の中で出された問題点や新しい観点などを取り込んで、再分析と修正を繰り返すことで、完成度を高める作業を行う。
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社会構造論演習 IV
寺嶋 秀明
- 教育目標
- 修士論文の完成
- 授業内容
- 社会構造論演習の最終段階として、これまで収集した資料を十分に吟味・活用して、構想を組立、学術論文という形にまとめる。毎回の発表とディスカッションを通して、弱点や疑問点を克服し、独創的な修士論文に仕上げるべく考察を積み重ねる。
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