


社会関係論方法論 I
春日 雅司
- 教育目標
- 授業では、 社会学の基本知識を用いて現代社会を読み解き、 できれば将来への展望を考えることが目的です。
- 授業内容
- 西暦で言うと今は21世紀です。 21世紀となった世界は、 ますます複雑多様な様相を呈しています。 さまざまな学問がより深化することで、 以前は読み解くことのできなかった事項が明らかにされるようになりました。 しかし、 事態は以前より一層複雑になり、 従来の方法では理解し難くなっていることも事実です。 このような複雑な世界に生きるわれわれは、 好むと好まざるとにかかわらず、 われわれ自身が他者とさまざまな関係を取り結ぶことで 「社会」 を形づくっているわけですが、 この世界や社会をどう読み解いていったらいいのか、 そして今後世界や社会にどのように向き合っていくのか、 そういったことについてテキストを使いながら社会学的に考えたいと思います。 読み解く所までいけるかどうかは分かりませんが、 いかなる事情なのか、 何故なのかという程度には理解できるようになりたいものです。
授業では、 最初にテキストの概要や成り立ちを説明し、 第2回目以降は受講生のみなさんに担当部分を割り当て、 レジュメを作成し報告してもらいます。 この報告にもとづいて議論を深めていき、 現代社会について考えます。 最終回は教員がまとめ、 みなさんと総括をします。
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社会関係論方法論 II
神原 文子
- 教育目標
- 社会調査を実施する場合の問題意識の立て方から仮説構成にいたるまでのプロセスを具体的に解説しながら、 習得をはかる
- 授業内容
- 社会調査における以下の手順を、 具体的に行う。
①原問題 研究テーマを決める。 テーマが決まらなければ、 関心のある事柄、 疑問を抱いている事柄、 調べてみたい事柄などを書き出してみることから始める。
②関連文献の見直しと既存研究の検討 研究テーマに関連した文献や既存研究を検討するいわば 「外部探検」 のプロセスである。
③問題意識の確定 自分が関心をもった現実を粗く素描する。
④戦略的な問題規定 実証の対象にどれだけなりうるか、 最小限明らかにすべき課題はどの部分なのかを限定づける。
⑤概念分析 問題を作り上げている主要な事柄 (要素項目) を言葉で記述し、 対象となっている事象の全体像を描くことである。
⑥理論仮説 理屈のうえで、 要素や属性を相互に関連づける手続きである。
⑦作業仮説 概念から測定可能な変数を作成し、 変数相互の関連づけを行う。
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社会関係論特殊講義 I
神原 文子
- 教育目標
- 現代社会における個々の生活者にとっての家族の意味を問うことをとおして、 個人と家族と社会との関わりを理解するとともに、 そこに立ち現れる種々の社会事象や社会問題について検討する。
- 授業内容
- テキストに基づいて、 以下のような内容で講義する。
①生活者中心に家族を捉えることの意味と家族ライフスタイルの考え方について。
②生活者の視点から現代の結婚と夫婦関係について
③現代の教育と家族との関連について
④家族をとりまく差別や人権侵害について
⑤これからの自分の生き方と家族のあり方について
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社会関係論特殊講義 II
二杉 茂
- 教育目標
- 米国の大学におけるスポーツ文化政策について
- 授業内容
- 米国の大学では、 約50年前からイントロミラルスポーツが一般学生対象に様々なサービスプログラムを提供している。 我が国と違い猛烈な勉学のプレッシャーを受ける学生生活では、 ストレスを発散さす手立てが必要である。 すなわち、 メンタルヘルス教育の一環として、 スポーツの位置付けは重要なものとなっている。 本講義では、 このメカニズムが学生や大学内にどのような効果や成果をあげているかについて解説する。
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社会関係論演習 I
二杉 茂
- 教育目標
- スポーツ文化と学校教育
- 授業内容
- 様々な社会問題を抱える、 今日の学校において円滑な教育効果を与える為の一方法としてスポーツ文化やスポーツ教育活動に着目して討論や発表を行なうことを目標としたい。
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社会関係論演習 II
二杉 茂
- 教育目標
- スポーツと文武両道
- 授業内容
- スポーツ隆盛化の中、 我が国伝統の文武両道の思想や形態が崩れようとしている社会現象に対して、 米国 NCAA のモデルを参考に比較検討を行なう。
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社会関係論演習 III
神原 文子
- 教育目標
- 本講義では、 現代社会の具体的な事象をテーマに取り上げ、 論理的な思考を組み立てる手順の習得を図ることをねらいとする。 とりわけ、 質的データの収集方法と分析方法について、 既存研究をレビューしながら批判的に検討する。
- 授業内容
- <質的調査法を極める>をテーマとする。 高度情報社会である現代社会では、 正確な情報収集力、 情報の正確な読解力、 筋道を立てた思考力、 論理的な構成力、 さらに、 情報発信力などの情報処理能力が不可欠と言える。 そこで、 本講義では、 情報処理能力を身につけるために、 社会調査における質的調査法に焦点をあてて、 質的調査法についての具体的な文献を取り上げ、 質的調査法の方法を学ぶとともに、 何らかの手法を用いて、 実際に質的調査を体験しながら、 実践的能力の習得を図りたい。
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社会関係論演習 IV
二杉 茂
- 教育目標
- アメリカにおけるスポーツ文化政策としてのメジャーリーグのビジネス戦略について学習する。
- 授業内容
- アメリカのメジャーリーグの経営戦略や哲学を学習し、球団オーナーやゼネラルマネージャー (GM、総支配人) が、いかにして優れた現場の監督・コーチを選任し、勝利に結びつけ、フランチャイズ球団の地位を確保しているのかについて考察し、我が国のスポーツ文化との比較検討を行う。
- 成績評価基準と方法
- 出席重視、発表や討論、レポート作成を総合的に判断し評価する。
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