ホリデイ・トレッキング・クラブ

メンバー紹介

心理学系

心理学系では、発達心理学・医療心理学・社会心理学などを中心に、自己の研究テーマの発展に努めます。1年次から各分野にわたる特論を受講して幅広い学識を身につけると共に、演習科目において自己の研究テーマを深化させ、それに合致した方法論の修得に努めます。2年次では、修士論文作成に向けた具体的な研究指導を受けることになります。

秋山学(社会心理学)清水寛之(認知心理学)
博野信次(精神医学)小久保香江(神経心理学)
道城裕貴(発達心理学)山本恭子(社会心理学)
毛新華(社会心理学)

臨床心理学系

臨床心理学系では、将来、現場の即戦力となることを見据えながら、自己の研究テーマの発展に努めます。特に、臨床心理学の大きな4つの柱である臨床心理査定・臨床心理面接・臨床心理地域支援・臨床心理研究調査についての特論・演習・実習の各科目において専門的なトレーニングを行うことで、高度の専門的能力と技能を持った臨床心理士の養成を目指しています。

石﨑淳一(臨床神経心理学)小山正(言語発達心理学)
土井晶子(臨床心理学)長谷川千洋(臨床神経心理学)
三和千徳(精神医学)村井佳比子(臨床心理学)
村山恭朗(臨床心理学)竹田剛(臨床心理学)
中川裕美(産業組織心理学)難波愛(臨床心理学)

産業心理学、消費者心理学、観光行動の心理学、判断と意思決定に関する記述的アプローチ

消費者行動、特に消費者の意思決定過程に関する研究を行なっている。最近は、買い物に関する自伝的記憶、支払い行動と価格知覚・判断などに関する研究や観光旅行のプランニングなど旅行者行動に関する意思決定過程および決定後過程を検討する認知・社会心理学的研究を行っている。

「選ぶ」「決める」「決まる」へのこだわりを大切にやってきました。このこだわりに共鳴できるかた、大歓迎です。

認知心理学、認知発達心理学

人間の記憶に関する実験心理学的研究を中心に、記銘・保持・想起という記憶過程を支えるモニタリングとコントロールの心的メカニズムの解明に取り組んでいる。さらに、認知機能の発達的側面や社会・文化的側面、補償的側面にかかわる諸問題について実証的及び理論的検討を行っている。

博野 信次|教授

医学博士/医師

神経内科学、神経心理学(特に認知症に関心があります)

神経内科学。脳に損傷が生じると麻痺や感覚障がいなどに加え、記憶、言語などの様々な高次脳機能障がいが生じます。これらの障がいを生じる病態メカニズムの解明を通して、人間の心理現象を理解したいと考えています。併せて認知症性疾患をはじめとする、脳に損傷を生じる疾患の診断や治療法の改善を目指した研究を行っています。

大学に勤務しながら神経内科医として診療もしています。脳の機能に幅広い関心をお持ちの方をお待ちしております。

神経心理学。脳損傷患者さんの観察から脳損傷と症候(認知・行動の変容)の関係を考えています。

私の研究分野は臨床神経心理学です。臨床神経心理学とは脳損傷の患者さんの観察から、脳損傷と症状の関係を導きだし、脳の機能や心理過程を考える分野です。脳が損傷されると、失語症などの認知機能障がいおよび自発性の低下などの行動障がいが生じます。私は認知・行動障がいと病変の関係、発症のメカニズムを研究しています。

脳と「こころ」に興味のある方、臨床に興味のある方をお待ちしています。

発達障害や特別な教育的ニーズがある子ども達への療育,学校現場における行動コンサルテーション,通常学級における学級支援及びユニバーサルデザイン

発達障害の子ども達や学校現場において学校の先生方と直接関わって行う実証研究を専門としています。多様な子ども達が通常学級に在籍するようになった今、現場に役立つ実証研究が求められています。興味のある方は遠慮なくお越し下さい。

社会心理学,対人コミュニケーション,感情心理学,特に社会的場面における感情表出過程に関する実証的研究

人との関わりの中で人がどのように感情を表出・調整するのかについて,実験や調査といった実証的手法を用いて研究しています。特に,顔の表情といった非言語的なコミュニケーションに関心を持っています。対人コミュニケーションや感情表出に興味のある方をお待ちしています。 

毛 新華|講師

博士(人間科学)/専門社会調査士
LinkIconホームページ

社会心理学、対人コミュニケーション

「グローバル化」社会と言われている現代社会には、文化を越えて人的交流が盛んになってきています。私はこのような異文化間での人と人との関わりに興味を持っていて、その関わりのあり方について社会心理学・文化心理学の観点から研究しています。この領域に関心のある方をお待ちしております。

臨床心理学、神経心理学、医療心理学

近年特に関心をもってきた主題は、認知症者のような広範な高次脳機能障害をもった人たちの主観的世界とその心理的援助法、また軽度発達障害の子どもの臨床心理学的支援や思春期・青年期の性感染症などの健康リスク予防などです。

大学院の2年間は、物理的にはそれほど長い時間とは言えないかもしれないけど、心理的には(正しく努力すれば!)非常に多くの貴重な経験を積む期間になると思います。

障害児発達学、言語発達心理学

子どもの象徴機能の発達とその支援、前言語期から言語獲得期の発達に関する研究

ことばの獲得とその支援という点から、ダウン症や自閉症スペクトラムの子どもの臨床発達支援につながる研究を行っています。

土井 晶子|教授

博士(人間科学)/臨床心理士/認定フォーカシングトレーナー/MBTI認定ユーザー/日本ラビングプレゼンス協会認定ラビングプレゼンスコミュニケーター
LinkIcon女性教員座談会「人間心理学科の魅力とは」
LinkIconホームページ

「からだの感覚」に啓かれることを通じて、自分の実感や気持ちに触れるというフォーカシングという心理療法を中心に、研究を進めています。これまで学校や産業臨床(企業や官公庁)の現場で、個人カウンセリングやグループワークの実践を行ってきました。心身に不調や悩みを抱えた方々への援助だけでなく、ひとがよりそのひとらしく生きていくためにはどうすればよいか、という広い意味でのキャリア支援や、個人の心理的成長を促進していくことに関心を抱いています。

臨床心理学を学ぶということは、他者を理解するためであると同時に、自分を見つめる作業でもあります。いずれも簡単なことではありませんし、どこまで行っても終わりのない過程です。この事実をしっかり受け止めながら、自分を成長させていく2年間にしてもらえたらと思います。

博士(人間文化学)/臨床心理士
LinkIcon女性教員座談会「人間心理学科の魅力とは」

神経心理学,認知神経心理学,臨床神経心理学

医療現場で働く臨床心理士として必要な知識と技能を獲得したい方や,臨床研究に関心をお持ちの方をお待ちしています。

精神医学、臨床心理学。特に、精神分析的精神療法に関心があります。

大学に勤務しながら精神科医として開業しています。心理臨床や精神医療に幅広い好奇心のお持ちの方をお待ちしております。

臨床心理学・行動分析学(認知行動療法・心理査定・動機づけ面接)

専門は臨床心理学で、行動分析学をバックグラウンドとした臨床や研究を行っています。人の行動がその人の望む方向に変わるにはどうしたらいいのか、セルフマネジメントや動機づけ面接などの実践の中に行動変動性などの基礎研究から得られた知見を生かすことを目指しています。

村山 恭朗|准教授

博士(人間学)/臨床心理士
LinkIcon抑うつの悪化や改善に寄与する要因の検証

臨床心理学(情動調整、抑うつ、発達障害)

研究領域に関してですが、反すうなどをはじめとする情動調整や脱中心化のメンタルヘルス(抑うつや攻撃性)への効果に関する検証を行っています。また児童期から成人期にある発達障がい児者への支援、子育てに悩む母親への支援(ペアレント・トレーニング)を実施するとともに、研究調査も行っています。

竹田 剛|講師

博士(人間科学)/臨床心理士

臨床心理学、心身医学、パーソナリティ心理学(摂食障害、自尊感情、多職種連携)

中川 裕美|講師

博士(政策科学)/臨床心理士/産業カウンセラー
LinkIconマインドフルネス・トレーニングの効果指標の検討

産業組織心理学・産業心理臨床(職場メンタルへルス、職場復帰支援、ストレスマネジメント、マインドフルネス)

EAP 機関において、労働者を対象としたカウンセリングや職場復帰支援の実施、企業組織へのコンサルテーションを通じてストレスチェックや職場環境改善などのメンタルヘルス対策に携わっています。研究では、特に労働者を対象としたマインドフルネス・トレーニングの予防効果やパフォーマンスへの影響について関心を持っています。

難波 愛|講師

修士(家政学)/臨床心理士/保育士
LinkIcon『不登校と子育て:宿泊型で家族全体を支援』毎日新聞

臨床心理学、スクールカウンセリング、遊戯療法

子どもと家族のための心理療法に関心があり、主として学校現場(幼稚園から大学まで)での臨床実践を積んできました。学校というコミュニティにおいて、いかに個人を大切にし、心理療法的なかかわりができるのか、実践を通して考えています。

心理臨床の道は、どこまでいっても終わりはなく、「一生勉強」と言われます。険しい道ですが、そのぶんやりがいもあります。同じ道を歩む仲間として、ご一緒に学んでいきましょう。