言語文化論講座
言語文化論方法論I(J)
教授 | 野田 春美 |
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教育目標 |
現代日本語の研究方法の一つとして、コーパスの活用法を習得する。 |
授業内容 | この科目は、言語文化論講座において修士論文の執筆を目指す受講生が、日本語研究の方法を学ぶためのものである。Iでは、最近、言語研究において用いられることの多くなったコーパスを取り上げる。実際に複数のコーパスを使用し、用例の収集方法、分析の際の注意点を学ぶ。修士論文の執筆に役に立つ内容であることが望ましいので、具体的な内容は、受講生の研究テーマに応じて決定する。 |
言語文化論方法論I(E)
教授 | 熊田 俊二 |
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教育目標 |
認知から見た言語と文化 |
授業内容 | 認知言語学(Cognitive Linguistics)に基礎を置いて言語と文化の特質を論じる。言語に関しての主要な項目は、カテゴリー化とプロトタイプ論、言語知識と百科事典的知識、多義語と意味連鎖、メタファー・メトニミー論などである。一方、文化については、言語人類学的な知見を基に、空間の切り分け方やモノの分類基準などを考察し、認識の文化上の異同を考えたい。最後に、言語と文化の相関を論じる予定である。 |
言語文化論方法論II(J)
教授 | 野田 春美 |
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教育目標 |
現代日本語の研究方法として、修士論文執筆に必要な分析方法などを把握、習得する。 |
授業内容 | この科目は、言語文化論講座において修士論文の執筆を目指す受講生が、日本語研究の方法を学ぶためのものである。IIでは、数値データの扱い方、分析方法などを中心とする。学会誌掲載論文を参考にして、そこで用いられている方法論を学ぶこともある。修士論文の執筆に役に立つ内容であることが望ましいので、具体的な内容は、受講生の研究テーマに応じて決定する。 |
言語文化論方法論II(E)
教授 | 熊田 俊二 |
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教育目標 |
ことばと文化の諸相 |
授業内容 | 認知言語学(Cognitive Linguistics)に基礎を置いて言語と文化の特質を論じる。言語に関しての主要な項目は、カテゴリー化とプロトタイプ論、言語知識と百科事典的知識、多義語と意味連鎖、メタファー・メトニミー論などである。一方、文化については、言語人類学的な知見を基に、空間の切り分け方やモノの分類基準などを考察し、認識の文化上の異同を考えたい。最後に、言語と文化の相関を論じる予定である。 |
言語文化論特殊講義I(J)
教授 | 野田 春美 |
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教育目標 |
日本語文法における今日的な諸テーマを学び、言語を考察する視点と方法を身につける |
授業内容 | 学会誌『日本語文法』などに最近掲載された学術論文を題材にして、現代日本語文法における今日的なテーマについて、議論する。たとえば、次のような論文を取り上げる。 |
言語文化論特殊講義I(E)
教授 | 山本 誠子 |
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教育目標 |
音声学が扱う3つの領域(調音・聴覚・音響)について理解を深め、受講者が設定したテーマについて実験を行い、言語音声に対する科学的アプローチを体験してもらう。 |
授業内容 | 英語と日本語の音の仕組みを比較対照しながら、基本的な知識を確認する。また、日本人の英語発音や日本語学習者の日本語発音について観察する。 テキストの各章の内容と受講者の興味が重なるテーマについて、英語論文を読む。ただ「訳す」のではなく、内容を理解した上で「実験方法・結果の解釈に対する意見」を発表してもらう。そこからテーマを発展させて実験計画を立て、得られたデータを分析してレポートにまとめる。 |
言語文化論特殊講義II(J)
教授 | 野田 春美 |
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教育目標 |
現代日本語学の意味論における今日的なテーマを学び、言語を考察する視点と方法を身につける |
授業内容 | 『ひつじ意味論講座』をテキストとして、現代日本語学における今日的なテーマについて議論する。毎回、予習を必要とする。 |
言語文化論特殊講義II(E)
教授 | 山本 誠子 |
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教育目標 |
音声学が扱う3つの領域(調音・聴覚・音響)について理解を深め、受講者が設定したテーマについて実験を行い、言語音声に対する科学的アプローチを体験してもらう。 |
授業内容 | 英語と日本語の音の仕組みを比較対照しながら、基本的な知識を確認する。また、日本人の英語発音や日本語学習者の日本語発音について観察する。 テキストの各章の内容と受講者の興味が重なるテーマについて、英語論文を読む。ただ「訳す」のではなく、内容を理解した上で「実験方法・結果の解釈に対する意見」を発表してもらう。そこからテーマを発展させて実験計画を立て、得られたデータを分析してレポートにまとめる。 |
言語文化論演習I(J)
教授 | 野田 春美 |
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教育目標 |
研究課題とそれに適した研究方法を決定する |
授業内容 | この科目は、言語文化論講座において修士論文の執筆を目指す受講生が、自らの研究テーマを確定し、そのテーマにふさわしい研究方法を探るためのものである。したがって、具体的な内容は、受講生の研究テーマに即したものとなる。 |
言語文化論演習I(E)
教授 | 熊田 俊二 |
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教育目標 |
認知言語学と文化の諸問題(その1) |
授業内容 | 本演習では認知言語学の思考法と文化の相関の問題を中心に扱いたい。言語の問題を論じることは、ある意味において、ものの見方を論じることと密接に結びついている。ものの見方とは、発想の方法であり、文化的な諸特性に通じている。名称目録観、言語分節観あるいは言語相対仮説など、現実への関わり方とことばの本性との相関を説く諸説を検討することによって、文化とことばの相関の問題にアプローチしてみたいと考えている。 |
言語文化論演習II(J)
教授 | 野田 春美 |
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教育目標 |
研究課題にふさわしい言語データの収集方法・分析方法を学ぶ |
授業内容 | この科目は、言語文化論講座において修士論文の執筆を目指す受講生が、自らの研究のための言語データ収集方法・分析方法を学ぶためのものである。したがって、具体的な内容は、受講生の研究テーマに即したものとなる。 |
言語文化論演習II(E)
教授 | 熊田 俊二 |
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教育目標 |
認知言語学と文化の諸問題(その1) |
授業内容 | 本演習では認知言語学の思考法と文化の相関の問題を中心に扱いたい。言語の問題を論じることは、ある意味において、ものの見方を論じることと密接に結びついている。ものの見方とは、発想の方法であり、文化的な諸特性に通じている。名称目録観、言語分節観あるいは言語相対仮説など、現実への関わり方とことばの本性との相関を説く諸説を検討することによって、文化とことばの相関の問題にアプローチしてみたいと考えている。 |
言語文化論演習III(J)
教授 | 野田 春美 |
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教育目標 |
独自性と説得力のある論を構築する |
授業内容 | この科目は、言語文化論講座において修士論文の執筆を目指す受講生が、自らの収集した言語データを分析し、論を構築していくためのものである。したがって、具体的な内容は、受講生の研究テーマに即したものとなる。 |
言語文化論演習III(E)
教授 | 熊田 俊二 |
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教育目標 |
認知言語学と文化の諸問題(その2) |
授業内容 | 言語文化論演習I(E)、II(E)に引き続き、認知言語学と文化あるいは思考法の問題を探求したい。この問題に関し、本演習では受講生の研究テーマを考慮しながら、具体的な言語現象の分析を試みたいと思う。同時に、図と地の文化、メタファー論、構文文法なども採り上げたいと思う。思考法の検討が骨組みであるとすれば、言語現象の分析はその肉付けとなる。現象の分析を通じて、思考法の特異性ないしは文化の特色が浮かび上ってくれば、と思っている。 |
言語文化論演習IV(J)
教授 | 野田 春美 |
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教育目標 |
客観性・論理性・説得力のある明晰な論文を執筆する |
授業内容 | この科目は、受講生が、自らの主張を論文として完成させるためのものである。したがって、具体的な内容は、受講生の研究テーマに即したものとなる。 |
言語文化論演習IV(E)
教授 | 熊田 俊二 |
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教育目標 |
認知言語学と文化の諸問題(その2) |
授業内容 | 言語文化論演習III(E)に引き続き、認知言語学と文化あるいは思考法の問題を探求したい。この問題に関し、本演習では受講生の研究テーマを考慮しながら、具体的な言語現象の分析を試みたいと思う。同時に、図と地の文化、メタファー論、構文文法なども採り上げたいと思う。思考法の検討が骨組みであるとすれば、言語現象の分析はその肉付けとなる。現象の分析を通じて、思考法の特異性ないしは文化の特色が浮かび上ってくれば、と思っている。 |